庭子ちゃん 3D 制作振り返り1

  • 2022.10.28
  • CG
庭子ちゃん 3D 制作振り返り1

私の3Dアバターができあがっていくの見ていってくださいね!

はじめに

今回から、庭子ちゃん3Dアバターの制作振り返りを連載でやりたいと思います。ほぼ1年がかりでした。

ポイントは下記:

  • mmCGさんYoutube講座(白銀圭版をメインにみました)で初めてのblender、モデル作成
    すばらしい動画講座を公開してくれているmmCGさんに大感謝を!
  • オリジナルメッシュ:すべて四角形ポリゴンで制作しループカットなどあとから派生・修正しやすく
  • YYBミクさん10th(とその派生ベースモデル)をリファレンスとして体のデコボコ修正
  • VRChat向けアバター(VRMも作成)、アイトラッキング、口パクまでは対応
  • 元は8万ポリゴンあるが、VRC向けにデシメートで3万ポリゴン版作成。スパッツなど衣服境界がデシメートで崩れないようオブジェクト分割・統合で対応

まだプロトタイプですが、次の vket2022 winterで試着出展できる予定です。詳細決まり次第追って報告します。

今後対応したいと思っていることは下記:

  • 髪の毛などユレモノ(PhysBones)対応
  • ラジカルメニューなどで表情変更
  • Blender 3.3 のヘアカーブ対応
  • 様々な衣装

ぼちぼち自分ペースでupdateしていきたいと思います。やっていきたいと思います。

制作環境

使っているのは以前Chia plotting向けに紹介したPCがメインです。

2021年5月の価格

plottingもやらなくなりどうしようか迷っているところに玄人志向のRTX3060(VRAM 12GB)を手に入れました。2021年12月くらいですね。当時は7万円くらいしていました。

ペンタブレットは、これも以前紹介した iPad + Astropad を使っています。

今は有料化されました(stropad Studioは月額12ドル(約1,540円)/年額79.99ドル(約1万270円)の有料アプリ)が、液晶タブレット買うよりも快適で使っています。正直あまりペンタブ必要とはしません。テクスチャ塗るときにちょっと必要ですが、やはりその効果・必要度は大きいと思っています。マウスだけではやはりつらい。

そしてメインの3Dモデル作成ツールは Blender です。mmCGさんの白銀圭チュートリアルに合わせてバージョンは2.93LTSにしました。いまでは3.2を使っていますが、メニュー位置など微妙に違うので最初は講座と同じバージョン使った方が無難だと思います。

Windows Installer と zip形式の Windows Portableがあります。私も最初は何も考えずにInstaller使っていました。しかしこれだと一つのバージョンしかインストールできません。ゆくゆくは2.9と3.xなど複数バージョンつかいわけたくなります。そのためにもzipで展開したディレクトリ(フォルダ)ごとにすべてまとまっていて、バージョン使い分けられる Portable(zip)形式がお勧めです。

テクスチャペイントもメインはだいたいblenderでできるのですが、文字を入れたり、フチドリしたりとやぱりペイントツールがほしくなります。私も最近ですが定番の CLIP Studio Pro を購入しました。Photoshop までは必要ないし、とても使いやすいので気に入っています。

Blender 環境設定

人によって好みがあると思いますが、私的には下記がポイントです。

・日本語化

新規データはチェックつけてますが、迷うところ。あたらしく何かつくると名前が「平面」や「アーマチュア」になります。ちぇっくなければ「Amature」で英語名。英語名の方がトラブル少ないかも。

・視点「3Dカーソルを注視」を活用

Nキーで出てくる右側サイドバーの「ビュー」から「3Dカーソルを注視」を選択しましょう。

Blenderの視点移動は、最初思い通りに行かずフラストレーションたまると思います。なんでこれいじょうズームできないんだ!とか・・・。いろいろ試した中でもっとも自分の意思通りに操作できるのは「3Dカーソルを注視」だと感じました。そこを中心に回転して見たいんだ!そこを中心にモデリングするんだ!という点があったらShift+右クリックで3Dカーソルをおきます。そこに向かって、マウスホイールぐりぐりして近づいてモデリングする流れです。

そのとき、プリファレンス→視点の操作の自動「深度」はチェックしないようにしましょう。ズーム挙動が安定しませんでした。またここにある「マウス位置でズーム」も便利です。3Dモデリングでは3Dカーソル使うので意味ないのですが、テクスチャペイントなどではマウスカーソル持って行ったところでズームできるようになり編集ポイントの移動が楽になります。

・GPUサブディビジョンはoff

3.2あたりからデフォルトでonになっているようです。サブディビジョンサーフェース(細分化)はデフォルト使いまくるので、モデリングするだけならばonの方が快適化と思いますが、私のRTX3060環境ではウェイトペイントが重くなって作業できないくらいでした。いまはoffで使っています。

・ウェイトペイントでストロークの安定化はoff

ウェイトペイントモードで、Nキーで出てくる右側サイドバー「ツール」からストロークの「ストローク安定化」もデフォルトonのようですが、とても重くなり塗れませんでした。offにすると快適になったのを記しておきます。

最初は頭から

庭子ちゃんにも通じるかなと思い、「聖女の魔力は万能です」のセイ・タカナシをモデルに選びました。

アニメにもなっており、web上で正面・横顔・立ちポーズなど入手しやすかったのも理由の一つです。とても面白く、すごく絵がきれいなコミックなので、原作アニメ含めてお勧めです!

最初の3Dアバター作成なので、完全に似せることは目標にせず、ざっくりリファレンスとして使いました。なので鼻の高さなど自分の好みで変更しています。

セイ・タカナシベースで作成した段階ではこうなりました。どちらかというとアスカ・ラングレーっぽいかもしれません。結局あまりになかったと。その分、庭子ちゃんぽいかな、と思います。

ボディ部着手

次はボディ部です。立ち絵を用意して進めました。

手も足もがんばってモデリングしていきました。

とりあえず今回はここまで。

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