liltoon リアル調設定

  • 2023.02.13
  • CG
liltoon リアル調設定

(この記事の続編はこちら(liltoon リアル調設定 2024年1月版)こちら(liltoon リアル調設定 2024年3月版 v01.20向け)になります)

liltoonのリアル調設定が納得のいくところまで出来たので、まとめておきます。私の質問に丁寧に答えて頂いたたアバター自作交流会の皆様に感謝です。

そもそものモチベーションは庭子が真っ黒になってしまう現象をなんとかしたかった。庭子はボディの気合い入れて作ったので、細かい陰影を可能な限り表現したいと思っています。なのでstandard shaderを気に入って使っていました。しかし、いくつかの暗いワールド(おそらくワールドがstandard shaderで確認していない)では光源が少なすぎてアバターが真っ黒になってしまいます。

liltoonだと「ライティング・明るさ設定」に「明るさの下限」という項目がありアバターが極度に暗くなるのを防げます。

とはいえ細かい陰影が飛んでしまうトゥーン調にはしたくなかったので、liltoonリアル調設定を探索してみました。細かい陰影などはVRChatに潜って肉眼で確認しなければなりません。何十回とUnity設定→upload→VRChat+VRゴーグルで確認を繰り返してやっと納得のいくところまで来ました。

まだ将来変更するかもしれませんが、とりあえずの納得版としてまとめておきます。

liltoonデフォルトではトゥーン調になっています。影をonにします。影色は1, 2, 3とあります。

最初は影色1のみで設定しました。範囲=0.9, ぼかり=0.7で結構リアル調陰影を表現してくれます。庭子は少し色が白いのでコントラストは0.5にしました。しかし影色1のみだと立体感がたりません。影色べったりになって立体的に見えないところがありました。

とても微妙なのですが、影色2を透明度=0.5, 範囲=0.5, ぼかし=1で設定すると良い感じです。このあたりはまだまだ良い設定がありそうですが、とりあえずはこれで使います。

次に光沢をいれて肌の瑞々しさを表現します。

自分の手を明里に向けるとわかりますが、人の肌って結構テカります。ここでは光沢設定の反射onにして、滑らかさ=0.5(1にすると金属・プラスチックみたいになる、0にするとゴムビーチボールみたいになる)、透明度=0.5(テカりすぎてもしつこいので)、反射率=0.1で設定しました。もちろん光沢のタイプはトゥーンからリアルへ変更です。

次は逆光で疑似サブサーフェススキャッタリングを表現してみます。

逆光ライト設定で、透明度=1(不透明)、メインカラーの強度=1(白色では無く肌色に)にしました。りあるだともっと赤いのかもしれませんが、肌色くらいがしつこくなくてちょうど良いかと思っています。

髪の毛はさらに光沢をリアル調でいれました。時々キラッと光るのもきれいです。

・liltoon設定:肌系
詳細
カラータイプ
明るさの下限 0.05
影設定 on
彩色1:範囲 0.9、ぼかし 0.7
彩色2:透明度 0.5, 範囲 0.5, ぼかし 1
コントラスト 0.5
逆光ライト:on、メインカラーの強度 1
光沢 反射on 滑らかさ 0.5、透明度0.5、反射率 0.1、光沢タイプ:リアル
輪郭線なし

・liltoon設定:髪系
詳細
カラータイプ
明るさの下限 0.05
影設定 on
彩色1:範囲 0.9、ぼかし 0.7
彩色2:透明度 0.5, 範囲 0.5, ぼかし 1
コントラスト 0.5
逆光ライト:on、メインカラーの強度 1
光沢 反射on, 滑らかさ 1, 反射率 0.04 , 光沢タイプ:リアル
輪郭線なし

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