私の3Dアバターができあがっていくの見ていってくださいね!
はじめに
今回から、庭子ちゃん3Dアバターの制作振り返りを連載でやりたいと思います。ほぼ1年がかりでした。

ポイントは下記:
- mmCGさんYoutube講座(白銀圭版をメインにみました)で初めてのblender、モデル作成
すばらしい動画講座を公開してくれているmmCGさんに大感謝を! - オリジナルメッシュ:すべて四角形ポリゴンで制作しループカットなどあとから派生・修正しやすく
- YYBミクさん10th(とその派生ベースモデル)をリファレンスとして体のデコボコ修正
- VRChat向けアバター(VRMも作成)、アイトラッキング、口パクまでは対応
- 元は8万ポリゴンあるが、VRC向けにデシメートで3万ポリゴン版作成。スパッツなど衣服境界がデシメートで崩れないようオブジェクト分割・統合で対応
まだプロトタイプですが、次の vket2022 winterで試着出展できる予定です。詳細決まり次第追って報告します。
今後対応したいと思っていることは下記:
- 髪の毛などユレモノ(PhysBones)対応
- ラジカルメニューなどで表情変更
- Blender 3.3 のヘアカーブ対応
- 様々な衣装
ぼちぼち自分ペースでupdateしていきたいと思います。やっていきたいと思います。
制作環境
使っているのは以前Chia plotting向けに紹介したPCがメインです。

plottingもやらなくなりどうしようか迷っているところに玄人志向のRTX3060(VRAM 12GB)を手に入れました。2021年12月くらいですね。当時は7万円くらいしていました。
ペンタブレットは、これも以前紹介した iPad + Astropad を使っています。

今は有料化されました(stropad Studioは月額12ドル(約1,540円)/年額79.99ドル(約1万270円)の有料アプリ)が、液晶タブレット買うよりも快適で使っています。正直あまりペンタブ必要とはしません。テクスチャ塗るときにちょっと必要ですが、やはりその効果・必要度は大きいと思っています。マウスだけではやはりつらい。
そしてメインの3Dモデル作成ツールは Blender です。mmCGさんの白銀圭チュートリアルに合わせてバージョンは2.93LTSにしました。いまでは3.2を使っていますが、メニュー位置など微妙に違うので最初は講座と同じバージョン使った方が無難だと思います。

Windows Installer と zip形式の Windows Portableがあります。私も最初は何も考えずにInstaller使っていました。しかしこれだと一つのバージョンしかインストールできません。ゆくゆくは2.9と3.xなど複数バージョンつかいわけたくなります。そのためにもzipで展開したディレクトリ(フォルダ)ごとにすべてまとまっていて、バージョン使い分けられる Portable(zip)形式がお勧めです。
テクスチャペイントもメインはだいたいblenderでできるのですが、文字を入れたり、フチドリしたりとやぱりペイントツールがほしくなります。私も最近ですが定番の CLIP Studio Pro を購入しました。Photoshop までは必要ないし、とても使いやすいので気に入っています。
Blender 環境設定
人によって好みがあると思いますが、私的には下記がポイントです。
・日本語化

新規データはチェックつけてますが、迷うところ。あたらしく何かつくると名前が「平面」や「アーマチュア」になります。ちぇっくなければ「Amature」で英語名。英語名の方がトラブル少ないかも。
・視点「3Dカーソルを注視」を活用
Nキーで出てくる右側サイドバーの「ビュー」から「3Dカーソルを注視」を選択しましょう。

Blenderの視点移動は、最初思い通りに行かずフラストレーションたまると思います。なんでこれいじょうズームできないんだ!とか・・・。いろいろ試した中でもっとも自分の意思通りに操作できるのは「3Dカーソルを注視」だと感じました。そこを中心に回転して見たいんだ!そこを中心にモデリングするんだ!という点があったらShift+右クリックで3Dカーソルをおきます。そこに向かって、マウスホイールぐりぐりして近づいてモデリングする流れです。

そのとき、プリファレンス→視点の操作の自動「深度」はチェックしないようにしましょう。ズーム挙動が安定しませんでした。またここにある「マウス位置でズーム」も便利です。3Dモデリングでは3Dカーソル使うので意味ないのですが、テクスチャペイントなどではマウスカーソル持って行ったところでズームできるようになり編集ポイントの移動が楽になります。
・GPUサブディビジョンはoff

・ウェイトペイントでストロークの安定化はoff

ウェイトペイントモードで、Nキーで出てくる右側サイドバー「ツール」からストロークの「ストローク安定化」もデフォルトonのようですが、とても重くなり塗れませんでした。offにすると快適になったのを記しておきます。
最初は頭から

庭子ちゃんにも通じるかなと思い、「聖女の魔力は万能です」のセイ・タカナシをモデルに選びました。
アニメにもなっており、web上で正面・横顔・立ちポーズなど入手しやすかったのも理由の一つです。とても面白く、すごく絵がきれいなコミックなので、原作・アニメ含めてお勧めです!
最初の3Dアバター作成なので、完全に似せることは目標にせず、ざっくりリファレンスとして使いました。なので鼻の高さなど自分の好みで変更しています。

セイ・タカナシベースで作成した段階ではこうなりました。どちらかというとアスカ・ラングレーっぽいかもしれません。結局あまりになかったと。その分、庭子ちゃんぽいかな、と思います。
ボディ部着手


手も足もがんばってモデリングしていきました。
とりあえず今回はここまで。